2月 5th, 2025
人も犬や猫などのペットも、腸の中に製造工場があります。
腸内細菌が食物を分解・代謝して、ビタミン・アミノ酸・短鎖脂肪酸・ホルモンなどを作り出しています。
【ホルモン】は、体の中で様々な情報を伝える物質のことで、 健康維持のためにいろいろな機能を調整しています。100種類以上のホルモンが見つかっています。
幸せ【ホルモン】といわれる【セロトニン】は、感情や意欲や気力、睡眠などにかかわる重要な物質です。脳で生成される【セロトニン】は5%ほどで、ほとんどが腸で作れています。
腸で作られた【セロトニン】 は、脳内へは入ることができないので、直接的には感情などに影響しません。腸由来の【セロトニン】は、腸のぜん動運動の促進や血流にのって全身をめぐり骨形成などの役割があります。
しかし、腸の運動を促進することで、便通の改善や副交感神経が刺激されて、リラックスモードになることや「腸のセロトニンが増える」と「脳での生成も活性化する」といわれているので、腸由来のセロトニンも幸せ【ホルモン】といえます。
また、脳内で、【セロトニン】の生成に必要な「トリプトファン」や「ビタミンB6」を腸から吸収するには、腸内細菌の働きが必要です。
人も犬や猫などペットも、必要な栄養をきち んととることが重要です。 添加物や酸化した 脂質は、栄養の消化・吸収を妨げます。
人も犬や猫などペットも、毎日運動する必要 があります。適度や散歩やエクササイズは、 【セロトニン】の分泌を高めます。
朝に日光を浴びると、 概日リズム (睡眠や食事 のタイミングなど)がととのいます。 それは、ホ ルモン分泌や免疫反応をととのえます。
腸内の工場には、原料となる 【タンパク質や食物繊維やオリゴ糖が含まれる食 事】と、作業員の 【腸内細菌】がきちんとバランスよくいることが重要です。
やはり、人もペットも、元気な腸を保つことが健康のポイントですね。