1月 7th, 2025
人も犬や猫などのペットも、腸の中に製造工場があります。
腸内細菌が食物を分解・代謝して、ビタミン・アミノ酸・短鎖脂肪酸などを作り出しています。
【ビタミン】は、エネルギーの生成や筋肉や皮膚や骨などのカラダの保持や神経伝達に欠かせない栄養素です。不足すると様々な病気の原因となってしまいます。
そんな【ビタミン】のほとんどは、体内では生成できないため、食物や腸内細菌に頼っています。
腸内細菌が生成することができるのは、8種のビタミンB群とビタミンKの計9種類です。
種類 | 機能 |
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チアミン 〈ビ夕ミンB1) | ●糖質の分解を助ける ●精神を安定させ、成長を助ける |
リボフラビン (ビタミンB2) | ●細胞の再生やエネルギーの代謝を助ける ●健康な皮膚や髪、爪を作る |
ナイアシン (ビタミンB3) | ●糖質・脂質・タンパク質の代謝に重要 |
パントテン酸 (ビタミンB5) | ●脂質・糖質・タンパク質の代謝を助ける ●ピリドキシンや葉酸とともに免疫に働きかける |
ピリドキシン (ビタミンB6) | ●健康な皮膚をつくる ●神経伝達物質の合成に関わる |
コバラミン (ビタミンB12) | ●神経細胞内の核酸やタンパク質の合成や修復を助ける ●悪性貧血を防ぐ |
ビオチン (ビタミンB7) | ●髪と皮膚の健康を助ける ●疲労感や憂鬱などとも関連 |
葉酸 (ビタミンB9) | ●貧血予防に重要 ●タンパク質や核酸の合成を助ける |
メナキノン (ビタミンK2) | ●血液の凝固に関係 ●骨の代謝に重要 |
出典: 「腸の7つのはたらき」 乳酸菌生成エキス研究室
腸内の【ビタミン】工場には、 原料となる 【食物繊維やオリゴ糖が含まれる食事】と、作業員の 【腸内細菌】がきちんとあることが重要です。
やはり、人もペットも、元気な腸を保つことが健康のポイントですね。