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【エクセル通信2023年11月号】認知症は、うつる?

11月 7th, 2023

腸内細菌の移植で、海馬の神経新生に障害。

(アイルランド ユニバーシティ・カレッジィ・コークの研究)

認知症の6割以上を占める「アルツハイマー病」は、様々な要因でおこり、遺伝・生活習慣・環境、そして腸内細菌にも大きく影響されることが分かっています。

今回、腸内細菌を移植することで発症する可能性があることが、動物試験で明らかにされました。


アルツハイマー病患者の腸内細菌は、炎症誘発物質を多く作り、有益な短鎖脂肪酸が減少傾向にあるこ
とが分かっています。試験は、健康な人とアルツハイマー病患者の腸内細菌をラットに移植して、行動や脳の神経細胞や腸内細菌の変化を解析しました。

アルツハイマー患者の腸内細菌を移植されたラットは、行動パターンに変化があり、空間記憶(場所の記憶)の障害や新しいことの記憶力が低下しました。健康な人の腸内細菌を移植されたラットには、変化はありませんでした。

脳細胞を調べると、アルツハイマー患者の腸内細菌を移植されたラットは、認知力に大きく影響する脳の神経細胞である「海馬」の新生が減少していました。

私たち人間だけでなく、動物も腸内細菌に大きな影響を受けています。肥満やアレルギーや動脈硬化などへの影響も研究が進んでいます。
健康な毎日は、健康な腸内細菌から始まります。病気になる前に、腸内細菌をいたわってください。

参考文献:Microbiota from Alzheimer‘s patients induce deficits in cognition and hippocampal neurogenesis(Stefanie Grabrucker et al. Brain. 2023.)

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