9月 7th, 2023
なんとなくしたおならがとても臭い。そんな経験は誰にでもあるで しょう。おならは、1日に平均して、10~15回、合計1.5リットル、 出しています。おならは臭くて当たり前だと思っていませんか? おならの成分は約70%が口から飲み込 んだ空気で、残りの30%がオナカで作 られています。
その内訳は、水素と二酸 化炭素がもっとも多く34%ずつ、窒素 が22%、メタンが6%、酸素が3%で、 残りの1%が様々なガスです。 このわずか1%しかないガスが、おなら の臭いの元凶になっています。その他の 99%の成分はすべて無臭です。 ガスのほとんどは、大腸の細菌が食物を 分解したり合成したりするときに作り出 されています。 食事の内容や腸内細菌によって、作られるガスも変わります。 例えば、ニンニクや玉ネギといった硫黄成分の多い食物を食べると、腸内で 分解、腐敗すると強烈な悪臭を放つインドールやスカトールが発生します。 また、肉類などのたんぱく質は悪玉菌によって分解され、硫黄のような臭い を放つ硫化水素などが発生します。 一方、食物繊維が分解される際に生じるガスは、ほとんどが無臭の水素やメ タンのため、クサクありません。
食物繊維の多い食事と腸内細菌のバランスのととのえて、 クサイおならとは、サヨウナラしましょう。
出典:「カラだのすべてを肛門は知っている」(株)カンゼン