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【エクセル通信2024年1月号】人も犬も猫も、腸をととのえて「腎臓」を元気に保ちましょう!

1月 22nd, 2024

アニコム損保の調査で、慢性腎臓病が猫の病気のトップ*1であることがわかりました。
(犬は7番目に多い。)

*1.保険請求件数犬も猫も長寿化で、人と同じような病気になることが増えています。

人では、成の8人に1人が慢性腎臓病といわれています。10歳を過ぎた高齢の猫が、痩せてきて水をたくさん飲むようになったりしたら要注意。腎臓が悪くなると、尿を濃縮できずに多量の薄い尿を排出するようになり、脱水を防ごうとして水をたくさん摂取するからです。

腎臓を傷める要因は?

ヒトやラットの研究で、腸内細菌が関係していることがわかってきました。慢性腎臓病では、いわゆる善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌)が少なく、悪玉菌が増加しています。
また、腎臓を傷める「インドキシル硫酸」(尿毒素)が血液中に増えていました。
インドキシル硫酸は、悪玉菌がタンパク質から作るインドールが体内で変化したものです。

まずは、尿毒素のもととなる物を減らす(入れない)方法として、タンパク質を低減した腎臓病食があります。血液中のインドキシル硫酸が少ないとの報告があります。
*強い制限は、筋肉量の低下のリスクが指摘されています。

次に、尿毒素に変化するインドールなどを腸内から排出する(ため込まない)方法として、活性炭などがあります。
*便秘や下痢などの副作用が発生することがあります。
今一番、注目されているのが<作らない方法>である、腸内細菌をととのえることです。腸内の善玉菌を増やして、悪玉菌を減らすことで、尿毒素になるインドールを減らし、かつ、便通もよくなるので、排せつ力も高まります。

*『乳酸菌生成エキス』は、尿毒素を低減する働きがあります。

入れない!ため込まない!作らない!で、人もペットも健康な毎日を過ごしましょう。

参考資料:アニコム「家庭どうぶつ白書2019」・B&S「すこやかNo.8」

文責:(株)エクセル エクセル通信2022年8月号改訂

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