2月 2nd, 2024
多くの方が花粉で悩む季節が来ました。犬や猫でも悩みが増えています。
犬や猫は、自分で症状を訴えることができないので、飼い主さんが気づいて、対策してあげましょう。
くしゃみや鼻づまり、目のかゆみといった症状に悩む人が多いですが、実は、犬や猫も、花粉症はあります。犬や猫の主な症状は、鼻炎症状よりも、皮フのかゆみが一般的です。結膜炎やくしゃみや鼻水などもありますが、多いのは皮膚炎です。皮フのかゆみのために、身体のあちこちを舐めたり、掻いたり、耳も掻いたり、頭を振ったりします。掻いたり、舐めたりする刺激で、さらに炎症が広がるため、早めのケアが大切です。
花粉症は、花粉が身近にあることが原因なので、花粉に対する物理的な対策が有効です。おすすめは、さける・もちこまない・とりのぞくことです。
まず、さける~花粉が多い日・時間に散歩をしないこと~晴れて気温が高い日や昼や夕方などは花粉が多いです。
つぎに、もちこない~散歩では、服を着て、家に入る前に、脱がせる~飼い主さんも服についた花粉をとる。
そして、とりのぞく
~こまめなブラシング・シャンプー~やりすぎは要注意、皮フにダメージがでます。家の中の掃除も、いつもより念入りに~
人の花粉症には、生活習慣が大きくかかわっていると考えられています。
飲食の不摂生や睡眠不足や過剰なストレス、そして腸内環境の乱れなどが、身体の防御力を
低下させてしまうからと指摘されています。生活習慣を見直して体質改善をおこなうことが、花粉症の対策として注目されていますが、わんちゃん・ねこちゃんも、同じように、毎日の生活習慣をととのえることで、花粉に負けない体質づくりを目指してはいかがでしょうか。
参考:犬との暮らし大百科(アニコム)・犬も花粉症になるって本当?(日本気象予報協会)